”次走で進退を決める”と言われた一戦、
８月２９日 新潟８Ｒ ５００万下 ダート１２００ｍ混合戦は、
９着／１４番人気と大敗。
唯一勝率１００パーセントの舞台で進展が見られず、
もはや馬主としての異議は全くない。
レース回顧と時計の分析を掲載。
（２００９年８月３１日完結）
前走後、馬体の立て直しを図るため武田牧場に放牧に出されていたエクストラシチーですが、７月３１日に美浦トレセンに帰厩しました。
前々走から毎回”次走で進路（引退）を決めます”と、走らなければ引退勧告をされています。そろそろ２歳馬が本格的に入厩するこの時期、いつ”引退”を言われても不思議はありません。しかし、関東転厩後は追い切りの動きが良くなっていただけに残念です。
| 馬名 | 前走騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| アーリーアメリカン | |||||||||||
| アグネスイカロス | |||||||||||
| ウインオーシャン | |||||||||||
| エクストラシチー | 草野太郎 | ７／０５ ５００万 | 福島芝１２００ | １３ | １５ | １６ | １０ | １３ | １６ | ||
| カシマチャンピオン | |||||||||||
| ガクニホシ | |||||||||||
| ケージーコガネ | |||||||||||
| ザドライブ | |||||||||||
| シャイニークエスト | |||||||||||
| シルクパナシア | |||||||||||
| スズカデヒア | |||||||||||
| スズノカイソク | |||||||||||
| スターリングムーン | |||||||||||
| ステルスワン | |||||||||||
| タツタイコウ | |||||||||||
| チキリムーディー | |||||||||||
| トーセンピュリニー | |||||||||||
| トーセンフーガ | |||||||||||
| トウショウダブル | |||||||||||
| ネバーグレイス | |||||||||||
| ハイデフィニション | |||||||||||
| フジマサエース | |||||||||||
| ブライティアカフェ | |||||||||||
| ホトダー | |||||||||||
| リッシンボス | |||||||||||
| レッドレイク | |||||||||||
| ヴァージリア | |||||||||||
フルゲート１５頭に２７頭が出馬想定されています。エクストラシチーは優先出走権がなく、出走間隔も短いことから、除外が濃厚と思われます。
スタート地点は２コーナーのポケット。芝からのスタートだが、この部分での枠順の有利・不利はない。
最初の３コーナーまでの距離は５２５ｍ、ゴール前の直線は３５４ｍと、ローカルの中では一番の広大なコースなので、各馬が能力を発揮しやすい。３〜４コーナーで極端に外を回されなければ大丈夫。
純枠にテンの加速力とスピードの持続力が問われる。
一方、レースは単調になる傾向があり、見ている方としては物足りなさが残る。
コース全体がフラットであるためか、最後の直線が長くても前に行った馬が断然強い。逃げ馬の連対率は５０％を越え、単・複の回収率はともに１００％を越える。
馬券の中心は逃げ、先行馬から入るのが筋で、穴も前残りを狙う方がいい。
アフリート、フォーティナイナー、ジェイドロバリー、シャンハイ、スキャンといったミスタープロスペクター系の種牡馬の独壇場。
有利な枠順 フラット 有利な脚質 逃げ〜先行 ポイント スピードの持続力、血統 種牡馬ベスト アフリートが断トツ 連対騎手ベスト 柴田善臣、後藤浩輝、蛯名正義、中舘英二、田中勝春 推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場 ２歳新馬 １分１４秒３ １分１４秒５ １分１３秒４ ２歳未勝利 １分１３秒５ １分１２秒６ １分１２秒３ １分１２秒９ ３歳未出走 １分１３秒５ ３歳未勝利 １分１３秒４ １分１３秒２ １分１２秒７ １分１２秒８ 古馬５００万 １分１２秒３ １分１１秒８ １分１１秒２ １分１１秒１ 古馬１０００万 １分１１秒５ １分１１秒４ １分１０秒８ 古馬オープン １分１０秒８ １分１０秒６ １分０９秒６
懐かしいですね、このコース。逃げが強くて、アフリートの産駒が好成績を収めているコース。詳細はエクストラシチー第２戦特集をご覧ください。
予定していた８月２３日 新潟８Ｒは当サイトの予想通り除外されました。エクストラシチーは優先出走権もなく、出走間隔もそんなにないことからなかなか出走は厳しいですね。
しかし、来週は２９日の混合戦と３０日の牝馬限定戦の２鞍あることから、出走希望馬が分散され、エクストラシチー程度の出走間隔でも出走できるのではないでしょうか。
前走前 ７月１日 美浦南ニューポリトラック 良馬場 一杯
助手
５Ｆ ６３．３
４Ｆ ５０．８
３Ｆ ３８．７
１Ｆ １４．１［４］
８月１３日 美浦南ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力
助手
５Ｆ ７１．９
４Ｆ ５５．９
３Ｆ ４１．７
１Ｆ １４．２［４］
８月２０日 美浦南ニューポリトラック 良馬場 強め
助手
５Ｆ ６９．８
４Ｆ ５４．５
３Ｆ ４０．３
１Ｆ １２．５［７］
８月２６日 美浦南ニューポリトラック 良馬場 強め
助手
５Ｆ ７０．１
４Ｆ ５４．８
３Ｆ ４０．３
１Ｆ １２．５［４］
８月１３日、１４−１４で追い切られました。いよいよ次走が最終戦の予感がします。せめて中途半端な状態での出走は勘弁願いたいですね。
８月２０日、出走を想定して強めに追われました。今回はいつもほどいい動きとは言えません。急仕上げ感は否めませんね。今週は結果として除外になりましたが、出走していても大敗は免れなかったでしょう。
８月２６日、先週２０日の動きを”悪い”と評した私ですが、馬場の内側４分どころを通ってのこの時計はもっと悪いと言わざるを得ません。事実、競馬ブック誌でも”↓”とダメダメ評価をいただいています。
非常に残念ですが、走る前から結果が見えた気がします。私ほっさんの追い切り評価は「Ｃ」で、ただでさえたいした能力は持ち合わせていませんが、その能力を出し切れない状態と見ます。これは出走しないで欲しいですね。
| 馬名 | 前走騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| エクストラシチー | 草野太郎 | ７／０５ ５００万 | 福島芝１２００ | １３ | １５ | １６ | １０ | １３ | １６ | ||
| オーゴンシャトル | |||||||||||
| キンショーオトヒメ | |||||||||||
| キンショーノボス | |||||||||||
| コスモオー | |||||||||||
| シャイニーモス | |||||||||||
| シルクパナシア | |||||||||||
| スズノカイソク | |||||||||||
| ステルスワン | |||||||||||
| ソシアルグレイシー | |||||||||||
| ダイワウイザード | |||||||||||
| ダイワフラッグ | |||||||||||
| ディアアゲイン | |||||||||||
| トウショウダブル | |||||||||||
| フジマサエース | |||||||||||
| ブラックスティング | |||||||||||
| ヘヴンリースパーク | |||||||||||
| ホウショウアビル | |||||||||||
| ホトダー | |||||||||||
| マイネルアトレ | |||||||||||
| マッシュアップ | |||||||||||
| メイショウジップ | |||||||||||
| メイショウラルー | |||||||||||
| メイプルストリート | |||||||||||
| リッシンボス | |||||||||||
| ロトスカイブルー | |||||||||||
フルゲート１５頭に２６頭が出馬想定されています。エクストラシチーは優先出走権がなく、出走は微妙と思われます。
本来は想定馬の戦績を調べて出走できるかを確認するところですが、今回のエクストラシチーはとにかく追い切りの動きが悪く、こんな状態で出走したところで結果は見えていますので、個人的に除外になって欲しいということで、詳細は調べません。
| 馬名 | 騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| エクストラシチー | 草野太郎 | ７／０５ ５００万 | 福島芝１２００ | １３ | １５ | １６ | １０ | １３ | １６ | Ｃ | |
| オーゴンシャトル | 木幡初広 | ８／０２ ５００万 | 新潟ダ１２００ | ５ | ７ | ７ | ５ | １０ | １２ | Ａ− | |
| キンショーノボス | 松岡正海 | ８／０２ 未勝利 | 小倉ダ１０００ | １ | １ | ３ | １４ | ３ | Ｂ＋ | ||
| コスモオー | 石橋脩 | ５／０３ ５００万 | 東京ダ１３００ | ９ | ９ | ５ | ６ | １１ | １ | Ｂ− | |
| シルクパナシア | 田辺裕信 | ７／０５ ５００万 | 福島芝１２００ | １１ | ７ | ９ | １４ | ７ | １１ | Ｂ− | |
| スズノカイソク | 高山太郎 | ６／２７ ５００万 | 福島芝１２００ | １３ | １５ | ８ | １５ | １６ | １４ | Ｂ− | |
| ステルスワン | 西田雄一郎 | ７／１８ 閃光５下 | 新潟芝１０００ | １６ | １０ | ６ | １３ | ９ | １６ | Ｃ | |
| ソシアルグレイシー | 北村宏司 | ５／２３ ５００万 | 東京芝１４００ | ８ | ４ | ５ | ２ | ９ | ３ | Ｂ− | |
| ダイワウイザード | 武士沢友治 | ６／０７ ５００万 | 東京ダ１４００ | ８ | １２ | ５ | ８ | １３ | ７ | Ｂ− | |
| ダイワフラッグ | 蛯名正義 | ８／０２ 未勝利 | 新潟ダ１２００ | １ | ２ | ２ | ２ | ４ | ３ | Ｂ− | |
| ディアアゲイン | 伊藤工真 | ８／０２ ５００万 | 新潟ダ１２００ | ３ | ２ | ４ | ３ | １ | ５ | Ｃ | |
| ヘヴンリースパーク | 田中勝春 | ６／１４ ５００万 | 東京ダ１４００ | １０ | １５ | ８ | ９ | １ | ７ | Ｂ− | |
| ホトダー | 江田照男 | ６／２０ ５００万 | 福島芝１２００ | ７ | ７ | ５ | ３ | 交 | １１ | Ｂ− | |
| マッシュアップ | 勝浦正樹 | ６／２７ ５００万 | 阪神ダ１４００ | ７ | １４ | ６ | 交 | 交 | １０ | Ｄ | |
| メイプルストリート | 柴田善臣 | ６／２１ ５００万 | 福島芝１２００ | ２ | ２ | １５ | ９ | ９ | ９ | Ａ− | |
表中の「青字」は１０００万クラス以上での成績 騎手の太字は乗り替わり。
エクストラシチーの着のみが気になるレースですが、メンバー的に弱く、相性のいいコースで一発あるかも知れません。
しかし、如何せん、追い切りの動きが悪すぎます。確かに、良く考えれば、このコースを勝ったときも追い切りの動きはダメダメでした。とはいっても最近の追い切りの動きの良さ（追い切りの動きが良くても結果は悪いが）を考えると、調子落ちの気配がしてなりません。
まあしかし、引退前に是非走らせて欲しいコースでしたし、このコース意外には考えられませんから、出走は妥当な選択なのかも知れませんね。
追い切りではおそらく１番人気になるであろうメイプルストリートと栗東の坂路で４Ｆ５１秒台を２本出して絶好調のオーゴンシャトルが目を惹きます。公私ともに絶好調の松岡正海騎手のキンショーノボスもいい動きです。あとはどんぐりの背比べですね。
実績からも追い切りからも勝つのはメイプルストリートでしょう。エクストラシチーは最高に良くて４着（コース相性が抜群でスタートが決まれば）、常識的には１０着前後でしょう。
競馬ブック
短評は「先行有利」
予想家の印
エクストラシチーは無印です。
予想オッズ
エクストラシチーは最低人気予想です。
スピード指数
馬名 最高値 ３走前 ２走前 前走 評価 エクストラシチー ７０ ５６ ５４ ５１
デイリー馬三郎
予想印
エクストラシチーは無印
エクストラシチー
「テンのスピードは見劣らないが、一本調子な面が解消できないし、揉まれ弱さも残るね。」（平井雄二調教師・デイリー馬三郎）
「放牧明けも状態は悪くない。流れ次第で前進可能。」（福田助手・大阪スポーツ）
エクストラシチーのスタートはやや煽る感じのスタートも二の脚が速く、グングン前にとりつきます。
結局、ハナを奪い合う先団４頭から少し離れた５番手の絶好位につけます。前半３ハロンが３５．０秒とかなり速いペースで流れる中、それを見る形で正直「勝ったか？」と思うほどの位置取りでした（ましてや３キロ減量騎手が騎乗していることからも）が、残り２００ｍの標識でパッタリと止まってしまい、９着。
内容からは、追い切りの動きの悪さがそのままレースに出た雰囲気で、もっと調子の良い時なら、ギリギリ掲示板はあったかなという印象でした。やはりこのコースが合うのでしょう。
今回はエクストラシチーが２００７年５月１２日に唯一優勝し、勝率１００パーセントの新潟ダート１２００ｍ。ここでダメならと思いましたが、現状は厳しいものでした。
２００７年５月１２日のレースは上がり３８．７秒の６ハロン１．１３．５秒（良馬場）、
２００９年８月２９日の今回は上がり３８．７秒の６ハロン１．１３．７秒（良馬場）と、ほぼ同じ内容です。
このことは、我らが愛馬エクストラシチーがほとんど成長していない早熟馬だったことを裏付けます。
しかし、滅多に良い悪いを出さない競馬ブック誌の追い切り評価が「↓」だったように、事前の追い切りの動きは最悪でしたから、調子が良ければもう少しやれたかも知れません。あくまでも仮定の話ですが。
今回で進退を決めると言われた一戦にしては、直線の失速ぶりが不甲斐なく、引退を決定されても仕方ない状態にあります。
しかし、事前の追い切りの動きを見て、速い段階から、走る前から結果は見えていると断言していた私にとっては、あんな酷い状態の中でかなり頑張って走ったなという印象です。
ですから、もっと調子のいいときに、この再度コースでの出走を希望しますが、追い切りのところでもお話しましたように、こんなデキで出走させること自体、先ず引退ありきの行動で、だとすれば私がここで何を言っても無駄でしょう。
エクストラシチーに関しては、いつもターニングポイントなどについてお話しているので、ここではしませんが、もはや完全に底が見えており、諦めはついています。
しかし、今回も魅せた二の脚は優秀で、地方交流戦なら・・・などという気持ちもあります。平井雄二師は障害戦に出すことはあっても、地方交流戦はそんなに出走させませんので、引退でしょうね。
引退が発表されましたら、最後の特集を立ち上げたいと思います。
２００９年 ７月 ５日 第１２戦 ５００万下 福島芝１２００ｍ （１３着／１５番人気）
２００９年 ５月１７日 第１１戦 湯沢特別 ５００万下 新潟芝１２００ｍ （１６着／１４番人気）
２００９年 ４月１１日 第１０戦 ５００万下 福島ダ１１５０ｍ （１０着／１２番人気）
２００９年 ３月２１日 第９戦 ５００万下 中山ダ１２００ｍ （１３着／１１番人気）
２００９年 ２月２２日 第８戦 ５００万下 京都ダ１４００ｍ （１６着／１５番人気）
２００８年１１月３０日 第７戦 ５００万下 京都ダ１２００ｍ （１３着／１２番人気）
２００８年 ８月 ３日 第６戦 筑紫特別 ５００万下 小倉芝１２００ｍ （８着／９番人気）
２００８年 ７月２０日 第５戦 ５００万下 小倉ダ１０００ｍ （１１着／９番人気）
２００７年 ６月３０日 第４戦 ５００万下 函館ダ１０００ｍ （４着／７番人気）
２００７年 ６月１６日 第３戦 ５００万下 函館ダ１０００ｍ （７着／３番人気）
２００７年 ５月１２日 第２戦 ３歳未勝利 新潟ダ１２００ｍ 初優勝！！ （１着／７番人気）